湯もみ型付け後の雨対策、できてますか?
2025.07.01
グラブを長持ちさせる湿気ケア完全ガイド
こんにちは、モリタスポーツ店長の中井です。湯もみ型付け歴18年、奈良県橿原市で日々グラブと向き合っております。
さて本日は、「湯もみ型付けをしたグラブの“湿気対策”」について解説いたします。
梅雨時期や雨の練習後に、なんとなくそのまま放置していませんか?
せっかく丁寧に仕上げたグラブも、湿気に弱い革の性質を知らなければ型崩れやカビの原因になります。
湯もみ型付け後のグラブ、なぜ湿気に注意が必要?
湯もみ型付けでは、革に水分を含ませてやわらかく加工するため、革内部の水分バランスが一時的に変化しています。
この状態で再び湿気にさらされると…
- 革の繊維がゆるみ、型崩れしやすくなる
- 乾きにムラが出て、変形やシワの原因に
- カビや臭いの発生リスクが上がる
せっかくの型付け効果を長持ちさせるには、日常的な湿気ケアが重要です。
湯もみ後におすすめの湿気対策3選
① 陰干しを徹底しよう
雨で濡れた日は、直射日光を避けて風通しの良い場所で自然乾燥させてください。乾燥機やドライヤーなど高温乾燥はNG。革が硬くなり劣化が進みます。
② 革用の乾燥剤を活用
使用後はグラブ袋に乾燥剤(シリカゲルなど)を一緒に入れて保管するのがおすすめです。特に夏場や梅雨時期は必須。
③ 湿気の多い日は収納場所に注意
カバンの奥や靴箱など、通気性の悪い場所には絶対に放置しないようにしましょう。除湿剤付きのボックス保管が理想的です。
実は「保革オイル」も湿気対策に効果あり
週に1回程度、薄く保革オイルを塗っておくと、革表面が保湿・保護されて湿気にも強くなります。
オイルはつけすぎず、「薄く均等に」がポイントです。
まとめ:型崩れしないグラブは、日々のひと手間で守られる
湯もみ型付けは、プロ仕様の最高の仕上がりを実現する技術です。
その型を長持ちさせるには、毎日の小さなケアの積み重ねが大切。
モリタスポーツでは、湿気対策・保管アドバイスもしておりますので、気になる点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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