湯もみ型付けに向いているグラブメーカーとは?
2025.07.04
湯もみ型付けに向いているグラブメーカーとは?プロが語る“相性診断”
こんにちは、モリタスポーツ店長の中井です。湯もみ型付け歴18年、日々さまざまなメーカーのグラブと向き合っております。
「このグラブ、湯もみしても大丈夫ですか?」「どのメーカーが型付けに向いてますか?」そんな声をよくいただきます。
今日は、当店の実績をもとに、各グラブメーカーと湯もみ型付けの“相性”を解説いたします。
絶対に湯もみしたいメーカー:久保田スラッガー
湯もみ型付けの技術は、もともと久保田スラッガーによって考案されたもの。
つまり、スラッガーのグラブにとって“湯もみは前提”ともいえるほどの相性の良さです。
しっかりした芯、吸水性と柔軟性に優れた革質。
湯もみによりフィット感と操作性が一気に高まり、「即戦力グラブ」へと変貌します。
湯もみが特に効果的なメーカー:ザナックス
ザナックスのグラブは革がしっかりしており、湯もみをしても“へたり”の心配がありません。
特にTRUST(トラスト)シリーズのように、ある程度硬さを保ちたいプレイヤーには、湯もみ型付けで最低限の柔らかさ+しっかり感をバランス良く仕上げるのがおすすめです。
そのままだと「なじみにくい」という声もあるので、湯もみで一気に仕上げてしまうのが◎です。
お好みに応じて湯もみ or 手もみを選びたいメーカー
以下のブランドは、湯もみ型付けも有効ですが、革質や個体差によって「手もみ」でも柔らかく仕上げやすいため、プレイヤーのお好みに応じて選ぶのがベストです。
- ATOMS(アトムズ)
- Yell-Story(エールストーリー)
- D×M(ディーバイエム)
- ZETT(ゼット)
湯もみをして“即戦力”に仕上げるも良し、自分の手で少しずつ形作っていくも良し。
当店ではそれぞれのグラブに合った加工方法を提案しております。
手もみをおすすめするメーカー:ドナイヤ
ドナイヤのグラブの革は非常にしっとり感があり、湯もみをしなくても十分に育てていけるクオリティを備えています。
あえて湯もみをせず、「自分の手で慣らしていく」「キャッチボールで仕上げていく」ことでより手になじむ感覚を楽しめるでしょう。
もちろん、湯もみがNGではありません。柔らかく即戦力に仕上げて欲しいというご希望には、湯もみでお応えしています。
まとめ:グラブと型付けは“相性”が重要です
すべてのグラブに湯もみ型付けが正解とは限りません。
しかし、そのグラブの特性に応じた“最適な型付け方法”を知っているかどうかで、仕上がりは大きく変わります。
モリタスポーツでは、お客様が選んだグラブに対して、最も相性の良い加工方法をご提案しております。
ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。グラブの特性を知り尽くしたプロが、あなたに最適な一つをご提案いたします。
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